U-11プレミアリーグ静岡2019開幕

7/13()U-11プレミアリーグ静岡が今年も始まりました。

 

昨年度も同リーグに参加させていただきましたが、結果は23位という成績でした(未消化試合あり)。

今年度のプレミアリーグは参加チーム数が変更になった為、それに伴いレギュレーションも変更になりました。

まず、全14チームで総当たりのリーグ戦を行い、その順位に基づいて上位・下位リーグ(7チームずつ)に分かれて同じく総当たりのリーグ戦を行うことになりました。

今年度終了までに全19試合を消化しなければならない為、5年生は準公式戦を経験する良い機会となっていると思います。また、静岡県各地方の強豪チームが参加している為、普段なかなか戦えないチームと勝敗を競って戦えるというメリットは大きいと思います。

この経験をプラスに捉えて取り組めるかが大切です。

 

今回はALA裾野さんとキューズFCエスパルスさんと戦いました。

両チームとも一人ひとりの技術が高く、コートを広く使ってパスを回され、終始ボールを持たれる展開が続きました。

しかし、ここまでは想定内。試合前に選手にも伝えましたが、相手にボールを持たれる展開が続く試合が多いけど、それに慣れていくしかない、失点をできるだけ減らすようにしようという話をしました。

現時点で自分達がボールを支配できる能力がない分、当然ながら守備にまわる時間が多くなります。この状況を割り切って試合に臨めるかが大事。受ける守備ではなく、狙いを持った守備と、奪った後に効率的にボールを前へ運ぶことが今後も大事になってくると思います。

 

今回の2試合では、チームとしての守備ができなかった為に相手の思うように崩されて失点するシーンが多く見られました。

ここ数週間、11の守備ばかり口酸っぱく言っていたので、一人ひとりの奪う意識が働いてボールに執着してしまったことは反省点です。センターバックとボランチの間のスペースを自由にさせてしまいました。

相手の能力が上がってくると、どうしても個人の守備能力ではボールを奪えないこともあります。チームでボールを奪う為の守備と、ポジションごとの守備の役割も把握させることが必要だと感じました。これからプレミアリーグ、そして年明けにはしずぎん予選も控えているので、試合をしていく中で修正することが急務だと感じました。

 

あとは先ほども言いましたが、ボールを持たれることに慣れるしかありません。

極端な話ですが、ボール支配率と失点数は必ずしも比例するわけではありません。大人の観点から見ると、ここにサッカーの面白さがあると私は思いますが、小学生にそんなことも求めてもしょうがない。私はまず初めにサッカーの勝敗はどうやって決まるのかを再確認させています。というのも、得点を決める過程がチームの「ゴール」になってはいけないと思うからです。得点を決める・守る為にはどうすれば良いかを考えることから始めると、ゴールまでの過程が明確になると思います。

パスをどれだけ回しても、相手を何人抜いても、ゴールに結びつかなければ得点にはなりません。ゴールを最優先に考えた上でのプレーの選択も高学年には求めたいです。そのプレーが最良の選択だったのか、他の選択肢はあったのか、選択する余裕があったのか。

一人ひとりが考えてプレーの選択ができるようになればいいと思っています。

 

これから続くプレミアリーグを含めた試合の中で経験値を高めて自分のものにしていくしかありません。

今がどうかより、1年後にどうなっているのか、どうなりたいのかが大事です。コツコツと頑張ろう。

 

萩原